優しさとは、同情でも哀れみでもない。
その人をその人として丸ごと受け入れること。きちんと向き合うこと稲垣えみ子氏「母の言葉から考えた 優しさとは何か」より
「かわいそう」と思ったとしても、当事者じゃなければ、本当の「気持ちがわかる」なんて、言えない・・・と私は思っている。
家族や友達、ましてや他人に対する「優しさ」なんて、ほとんどが偽善の上に成り立っているのかもしれない。
「あなたのために」という言葉からして、自分の考えを押し付けているだけのように思える。
もちろん、本当に「あなたのため」かもしれない。
しかし、思うようにことが進まないと、おそらく「怒り」や「許せない」という感情にかわり、相手に対する攻撃を始めるのは、目に見えている。
「優しさとは何か」
答えは一つではないと思うが、「丸ごと受け入れる」というのは、究極なのかもしれない。
例えば、社会的弱者、貧困層、障がい者・・・などなど、
「優しさ」をもって、向き合っていけば、きっとお互い幸福な未来が築けるんだろうと思う。